日々の暮らしの中で、「急に切手が必要になった」「郵便局が閉まっていて困った」と感じたことはありませんか?
特に最近はネットでのやり取りが増えて、「手紙や書類を郵送する機会が減ったな…」と感じていたのに、いざ必要になった時に「どこで買えるの?」と戸惑う方が少なくありません。
そんなとき、私たちの暮らしに溶け込んでいるコンビニが心強い味方になってくれます。
実は大手コンビニチェーンの多くで切手が買えるんです。ただ、店舗によって売り方や取扱い種類が異なる場合も。この記事では、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップの4大コンビニでの切手購入方法を、それぞれ詳しくご紹介します。
コンビニで切手が買える理由と注意点
まず「なぜコンビニで切手が買えるの?」という疑問について簡単に説明します。
コンビニ各社は、日本郵便株式会社(日本郵政グループ)と提携し、「郵便切手類販売所」としての役割を一部担っています。
これにより、郵便局が閉まっている時間帯や休日でも、コンビニで切手やはがきなどの郵便用品が購入できるようになりました。
日本郵便によると、2025年6月現在、大手チェーンを中心に全国約6万店舗以上で切手が取り扱われています(※1)。
ただし、コンビニでの切手購入にはいくつか注意点があります。
- 取扱いの有無や種類は店舗ごとに異なる
- 高額面(100円以上)や記念切手の取り扱いは少ない
- 一部店舗では現金以外の決済ができない場合がある
- 返品や交換が原則不可
これらの点を念頭に、各社ごとの特徴を見ていきましょう。
セブンイレブンでの切手購入方法
取扱い状況
全国に約2万店舗(2025年6月時点)を展開するセブンイレブンは、ほとんどの店舗で切手を販売しています。
ただし、すべての店舗で全種類の切手を扱っているわけではありません。基本的には**「店頭レジでの対面販売」**です。
取り扱い額面例
- 63円、84円、94円などの一般的な普通切手
- 100円以上の高額面や記念切手はほぼ扱っていません
- はがき、レターパック(ライト・プラス)も同様に販売されている店舗が多い
購入手順
- 欲しい切手の種類や額面を確認し、レジカウンターで「切手〇円分を〇枚ください」と伝えます。
- 店員が在庫を確認し、レジで精算します。
- 現金・電子マネー(nanaco等)・クレジットカードの一部ブランドが利用できますが、店舗によって異なる場合があるため注意が必要です。
セブンイレブンの特徴
- 24時間営業がほとんどなので、急な用事にも安心
- 店舗によっては在庫切れや、取り扱いのない店舗もある(駅ナカやオフィス街では「切手非取扱店舗」も増加傾向)
例えば「夜遅くに書類を発送しなければならなくなった」「子どもの学校行事で急に切手が必要になった」など、緊急時の強い味方です。
もし在庫がなかった場合は、店員さんが近隣店舗の在庫状況を教えてくれることもありますので、気軽に相談してみてください。
ファミリーマートでの切手購入方法
取扱い状況
ファミリーマートでも店頭レジで切手を購入できます。全国約1万7千店舗のうち、ほとんどの店舗が対応しています。
ただし一部「FC(フランチャイズ)店舗」や「売場面積が小さい店舗」では取り扱いがない場合もあります。
取り扱い額面例
- 63円、84円など一般的な普通切手
- 100円以上は一部店舗のみ、記念切手はほとんど扱いなし
- はがきやレターパックも販売店舗が多い
購入手順
- レジカウンターで「切手〇円を〇枚」などと伝える
- 店員が在庫を確認し、その場で販売
- 支払い方法は現金が基本。電子マネー(ファミペイ等)は一部店舗で利用可ですが、非対応のことも多いので要注意です。
ファミリーマートの特徴
- セブンイレブンと並び、「いつでも立ち寄れる身近な存在」
- 一部店舗は24時間営業でないため、深夜・早朝は要注意
- 店舗ごとに取り扱い状況が異なるので、「確実に買いたい」ときは事前に電話確認がおすすめ
忙しい方や、「ちょっとした空き時間にサッと済ませたい」という方にぴったりです。
店員さんに気軽に声をかけてみてください。言いづらいときは、スマホ画面にメモして見せるのも一つの方法です。
ローソンでの切手購入方法
取扱い状況
ローソンは約1万4千店舗(2025年6月時点)。セブンやファミマと同様、多くの店舗で切手を販売しています。
レジでの対面販売が基本です。
取り扱い額面例
- 63円、84円の普通切手が主流
- 100円以上や特殊切手、記念切手は基本的に扱っていません
- レターパック(ライト・プラス)、はがきも取扱店舗が多い
購入手順
- レジで「切手〇円分を〇枚ほしい」と伝えます。
- 店員が在庫を確認し、販売
- 支払いは現金・一部電子マネー・クレジットカードなどが利用可能ですが、店舗によって異なります
ローソンの特徴
- 「Loppi(ロッピー)」端末では切手の販売はしていません(ロッピーは各種チケットや支払い専用)
- レターパックやはがきなど、「まとめて郵送グッズを揃えたい」時にも便利
「うっかり切手を切らしていた」「まとめてレターパックも買いたい」――そんな時もローソンなら一度で全部揃うかもしれません。
何か分からないことがあれば、遠慮なく店員さんに相談しましょう。
ミニストップでの切手購入方法
取扱い状況
ミニストップは全国約2,000店舗。イオン系列のコンビニで、主に都市部やロードサイドで展開されています。
ミニストップでも、店頭レジで切手を取り扱っていますが、店舗によっては販売していない場合もあります。
取り扱い額面例
- 63円、84円などの普通切手
- 100円以上は一部店舗のみ
- はがきやレターパック(ライト・プラス)も対応店舗が多い
購入手順
- レジで「切手〇円分を〇枚ほしい」と伝えます
- 店員が在庫を確認し、その場で販売
- 支払いは現金が中心。一部電子マネー(WAON等)は利用可能ですが、対応状況は要確認です
ミニストップの特徴
- イートインスペースがある店舗が多く、買い物ついでに手続きもしやすい
- 住宅街や郊外型店舗では「切手非取扱店舗」も目立つため、必要な場合は事前確認が安心
ミニストップは「ゆったりした空間」で落ち着いて買い物ができるのが特徴です。
郊外や住宅地で「急に切手が必要!」となった時にも頼りになります。
切手をコンビニで買う際の「ちょっとした豆知識」
- 1枚から購入できる:必要な枚数だけ買えるので、無駄なく使えます。
- 在庫は限られている:特に年末や新学期前など、郵送が増える時期は品切れのことも。
- レターパックも一緒に:84円切手が足りない場合、レターパック(全国一律料金で送れる封筒型の郵便商品)もコンビニで購入できて便利です。
こんな時は要注意
多額・大量に買いたい時
大口購入(例:会社で数百枚まとめ買い)の場合、コンビニでは在庫不足のことも。
この場合は事前に店舗に在庫確認や、郵便局での購入をおすすめします。
特殊・記念切手がほしい時
コンビニでの取扱いは、基本的に「普通切手・定額はがき・レターパック」のみ。
記念切手やグリーティング切手は、郵便局や一部大手書店など限定販売です。
領収書が必要な時
切手の購入は「非課税商品」のため、レシートに内訳が明記されない場合や、希望通りの書式で出ない場合があります。
会社の経費精算や証明が必要な場合は、事前に確認しておきましょう。
よくある質問と不安に寄り添うアドバイス
Q. 深夜や早朝でも切手は買えますか?
A. セブンイレブンやローソン、ファミリーマートの多くは24時間営業ですが、「夜間や早朝は金庫保管のため販売できない」「夜勤スタッフが在庫管理できない」などの理由で、販売時間が限られていることがあります。
どうしても必要な場合は、事前に電話確認や、複数店舗の利用を検討しましょう。
Q. クレジットカードや電子マネーは使えますか?
A. 店舗や決済システムによって異なります。
切手やレターパックは「金券類」に該当するため、現金のみの対応が多いです。
ただし、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの一部店舗では、電子マネーやポイント決済が使える場合も。心配な場合は購入前に店員さんに聞いてみましょう。
Q. どうしても欲しい額面の切手がなかったら?
A. 近隣店舗で取り扱っていない場合、複数の切手を組み合わせて合計額を作ることができます。
例えば120円切手がなければ、84円+36円などの組み合わせもOKです。
どうしても不安なときは、郵便局での購入や公式通販も選択肢のひとつです。
あなたの「困った」にコンビニが寄り添う
いかがでしたか?
「切手ってコンビニでこんなに手軽に買えるんだ」「実はレターパックやはがきも一緒に買えるんだ」と新しい発見があった方も多いのではないでしょうか。
もしあなたが「どうしても今日中に郵送したい」「仕事帰りに切手を用意したい」と思ったとき、
コンビニはまさに“街の郵便局”として心強い存在です。
店員さんも日々いろいろなお客様と接しているので、ちょっとした相談にも丁寧に応じてくれることが多いです。
緊張せず、気軽に声をかけてみてくださいね。
どんなに便利なサービスでも、「自分にとって本当に必要な時」に、少しの知識と勇気が大きな助けになります。
この記事が、あなたの日常の「困った!」を解決するお手伝いになれば幸いです。